次の日、つまり、昨日、つまり、「ほっ」の翌日の朝、いつもと同じく路面電車の始発駅「Stephen's Green」から電車に乗り込み、ちょうど1番前の席が空いているのでそこへ座りました。
そしていつもと同じく、かばんから本を取り出し、読みはじめる準備が整った頃、電車は発車しました。
この路面電車は、始発駅から2つ目の駅「Harcourt」までは道路上を走り、そこを出て2つ目の角を曲がってしばらくすると専用軌道に入っていきます。
電車は軌道に入るとまもなく、坂を上りながら「Hilton Hotel」の横を通過し、3つ目の駅「Charlemont」で止まりました。
この駅は、「Grand Canal」という川の真上をまたぐ高架の上の駅で、いつも会社帰りはここで下車をします。
いつも、そのあたりになる頃には、心地よく本の世界に入り込んでしまっています。
そして、ドアが閉まり、電車は発車した途端、急停車しました。
路面電車の駅は、普通の電車の駅とは違い、プラットホームの高さはすねの真ん中より低いぐらいの高さで、人が隣のプラットホームへ渡るのに軌道内に飛び出し、このように電車が急停止することはたまにあるので、またかと思い、気にせず続けて本を読んでいました。
しばらくすると、ゆっくり電車は動き出したのですが、またすぐ止まり、それからしばらく動いたり止まったりを何度か繰り返しました。
さすがに気になり、ふと窓の横を見て一気に本の世界から引き戻されてしまいました。
奴が、通行禁止になっている専用軌道に入り、電車の真横に立ち微妙に距離をとりつつ電車の通行を妨げていたのです。
(気が向けば)つづく、かも
‥引っぱるね。
返信削除あんまり引っ張るとタイヘンですゼ。
返信削除気体しますダニ。
いや、引っぱるとタイヘンというか、これは創作ではないので、見た時に見たままを書くか、以前見たことを思い出して書くしかないんですが。。。
返信削除いや、、すまんが
返信削除結局「白い魔物」ってなんだったの?
わかってないのおれだけか?
これはつづくのか?
遅レスですみません。
返信削除はい、そのうち、近いうちにまた登場します、たぶん。
正体はその時に明らかになる、かもしれません。